英語用例検索
みなさんは英語を書いたり、話したりするとき、「英語の単語はわかるけど、それをどのように使ったらいいのだろう」と思うことはありませんか。単語を覚えるのはそれほどむずかしいことではありません。しかし、その使い方を知るのはなかなかむずかしいことです。
日本語を学んでいる外国の人を考えてみましょう。「お茶を入れる」と言いたい場合、この人はまず、「英和辞典」を見ます。私たちの場合なら和英辞典ですね。この人は次のように調べます。英語では「お茶を入れる」というのは make tea と言います。
えっと、make tea は日本語ではどのように言うのだろう。「お茶」は tea だね。では make は何と言えばいいのだろう。英和辞典で make を調べてみよう。あった、あった。「作る、製作する」 どちらを使えばいいのだろう。わからないから最初のものを使おう。
このようにして次のような日本語を書きました。
私はお茶を作ることが好きです。
なんだか、静岡や宇治で茶の栽培をしているみたいな意味になってしまいます。「製作する」を使ってもおかしな日本語になります。
単語はそれだけで意味を知っていても役に立ちません。どのような語といっしょに使われるかを知ることが必要なのです。私たちは日本語をすでに身につけていますから、「お茶」は「入れる」、「そば」は「うつ」、「カルタ」は「とる」、「たこ」は「揚げる」 このようにどのことばとどのことばが結びつくかを知っています。しかし、外国語を学ぶときにはこれらをひとつずつ確かめながら覚えていかなければなりません。
このようにどの言語にも、単語にはそれぞれ仲良しの単語があります。これらはたいてい手をつないで現れます。どの単語とどの単語が仲良しかを知るには辞書の用例を読むのがいちばんです。しかし、辞書の用例は限られています。このようなとき、この英語用例検索を使ってみてください。
ある国語辞典で「事態」を見ると、その意味として「事柄のありさま。事のなりゆき。」という意味が示してあります。次は「事態」を含む文を集め、わかりやすいように「事態」を中央に示したものです。これを読み解いて「事態」の意味を考えてみましょう。
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上からわかるのは「事態」というのは単に「ことのなりゆき」ではないということです。たとえば、次のようには言いません。
昨日、駅でばったり小学校のときの友達に会った。なつかしいので、ちょっとおしゃべりして行こうと、ふたりでスターバックスのお店でコーヒーを飲む事態になった。
「事態」というのは、緊急で、予断を許さぬ緊張感がある場面で使います。友達とコーヒーショップにでかけるような「なりゆき」には使いません。このように、ことばを理解するには単なることばの意味を超えた理解が必要です。「ある単語がどのように使われるのか知りたい」 このようなとき、英語用例検索が役立つでしょう。