英語用例検索

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学習用コーパス

 話しことばや書きことばを大量にコンピュータ処理可能な方法で蓄積したものをコーパス (corpus) といいます。ここに収録したデータは高等学校で教材に使われている副読本を許諾を得てまとめたものです。これはいわば、高等学校で高校生が学ぶ英語を反映したコーパスといえます。

 コーパスはこれまで主に言語研究に利用されてきました。コーパスから目的の語句を含む文を抜き出し、その目的の語句を中央に配置し、その文脈を左右にふりわけて表示する方法を KWCI (Key Word In Context) といいます。この英語用例検索は KWIC を Web 上で利用できるようにしたものです。

これまでの学習法

 これまでの外国語の学習法は教師が言語素材を与え、その使い方を説明し、生徒は教わったルールを演繹的に応用するというものでした。この学習法は効率の面ですぐれていて、これからも使われていくでしょう。しかし、それには弱点もあります。生徒はルールは教わりますが、教わらなかったことがらは扱うことができません。

データ駆動学習

 このような反省から生まれてきたのが「データ駆動学習」(Data-driven learning) とよばれるものです。この学習法では教師はルールを与えません。教師はデータをそろえて生徒に提示します。生徒はそのデータから言語事実を読み解き、使い方を学びます。いわば、言語学者が言語データをもとに未知の言語の文法を書いていくのによく似ています。

 データ駆動学習の利点は生徒に「気づき」を起こさせることです。KWIC で表示したコンコーダンス・ラインを読み解くことで、生徒は言語を学ぶのに何がカギになっているのかわかります。データ駆動学習はこれまでの教え方、学び方にとって代わるものではありません。これまでの教え方とあわせて利用するとき、大きな効果を現します。教師からルールを教わっても、「気づき」を経験している生徒はルールの意味を深く理解できます。


2006年3月20改訂
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